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全国初のサッカーくじ偽造事件 夫が手をそめたワケは…(産経新聞)

 サッカーくじ「BIG(ビッグ)」の偽造当せん券で現金約4億5千万円をだまし取ろうとしたとして、京都市下京区の夫婦が詐欺未遂と偽造有価証券行使の疑いで昨年12月に大阪府警に逮捕された。2人は大阪市北区の金融機関に偽造当せん券を持ち込み、換金しようとしたが、あえなく失敗。夫は偽造について言及したが、妻は「偽造とは思っていなかった」と容疑を否認したとされる。夫は偽造有価証券行使、有価証券偽造の罪で起訴されたが、妻は起訴猶予処分となった。「あまりにも稚拙」。捜査関係者が首をひねる全国初のサッカーくじの偽造事件に、夫はなぜ手を染めたのだろうか?。

 ■「当選しているはず」

 「高額当せんの照会依頼書をください」

 昨年10月6日午前11時ごろ、大阪・キタにある金融機関を訪れた夫婦が、窓口でこう切り出した。

 本来、照会依頼書は、持ち込まれた当せん券を照合機にかけた上で、50万円以上の当せん者に記入してもらう用紙。応対した職員は不審に思いながらも、夫婦が持ち込んだ当せん券を照合機にかけると「はずれ」という表示が出た。

 「チケットが違いますよ」。職員は夫婦に声を掛けたが、夫は「そんなはずはない。当たってるはずや。ちゃんと見てくれ」と譲らない。妻も横から「当たってるはず」と加勢する。

 夫婦が“本物”と言い張るため、職員は当せん券を預かった上で、3日後に来店するよう依頼し、ひとまず引き取ってもらった。

 約束の10月9日。午前10時ごろ、金融機関の電話が鳴った。声の主は、3日前に当せん券を持ち込んだ夫からだった。「都合が悪くなり、行けなくなった。来週にしてほしい」

 10月14日にも再び夫から電話があった。「当せん券は自分で作ったから、破ってくれ」。当せん券の偽造を認めたともとれる内容だったという。

 金融機関から連絡を受け、くじを主催する日本スポーツ振興センター(東京)が行った真がん鑑定で、当せん券は偽造と判明したため、センターは、詐欺未遂罪で夫婦を大阪府警曽根崎署に告発した。2人が最初に金融機関を訪れた際、免許証と保険証のコピーを提出していたことから、身元は割れていたという。

 ■人気を集める「BIG(ビッグ)」

 「BIG(ビッグ)」は、7種類あるサッカーくじのうち「非予想系くじ」の一種で、平成18年に販売が始まった。Jリーグ14試合の結果をコンピューターが、勝ち「1」、負け「2」、その他(引き分け、延長)「0」で選択する仕組みだ。1口300円で、コンビニエンスストアの端末やインターネット、宝くじ売り場やショッピングセンターなどに設けられた売り場で手軽に購入できる。

 1等の当せん金は最高3億円だが、キャリーオーバーが発生すると最高6億円にまで跳ね上がる。少ない元手で一獲千金が期待できるとあって圧倒的な人気を誇り、「09年シーズン」(平成21年3月〜12月)の売り上げのうち、「BIG(ビッグ)」は約7割を占めている。また「『09年シーズン』の1等は43本あり、そのうち当せん金が6億円に達したのは23本」(同センター)という。

 夫が持ち込んだ第417回(21年9月12、13日の試合が対象)の1等は5口あり、当せん金は1口4億5765万1272円に膨らんでいた。

 「まさか、偽造当せん券が持ち込まれるとは」。センターの担当者は驚きを隠せない。ただし、くじには偽造防止策が施されており、50万円以上の当せんの場合は、金融機関の照合機で確認した上で、センターでも機械や目視による真がん鑑定を実施。厳重なチェックで偽造当せん券による換金を未然に防止している。

 センターの担当者は「厳正、公正な手続きを行っている。今後も安心して購入してほしい」と話している。

 ■どうやって偽造?

 夫が持ち込んだのは、コンビニエンスストアの端末で購入したくじを模した偽造当せん券だった。

 試合結果を示す数字の並びは1等と同じだったが、「情報が入力されたバーコードを照合機で読み取ると本来のものとは違っていた」(同センター)という。

 偽造当せん券について、夫は「パソコンで作った」と供述。勤務先でスキャナーやプリンターを使用して作製したとされ、勤務先からは偽造当せん券を作製した痕跡が見つかったとされる。

 偽造当せん券を持ち込まれた金融機関は、立地と利便性がよく、換金に訪れる人も多いとされる。ある金融関係者は「当せん券に限らず、紙幣や印鑑の真がんの確認は日常業務の一つ。金融機関の担当者は常に『危険と隣り合わせ』という意識を持って仕事をしている」と明かす。

 今回、偽造当せん券の紙質や印刷状態から、担当者は偽造ではないかと疑ったとみられるが、それほど簡単に見破られるような偽造に夫が手を染めたのはなぜだろうか。

 捜査関係者によると、夫は別居中の妻の関心を何とかして引こうと、事件の数カ月前、「サッカーくじで2千万円が当たった」とうそをついたが、妻にばれたことがあったという。

 「今回の事件は、さらにうそを重ねた結果」(捜査関係者)とみられる。うその代償はあまりにも高くついたようだ。

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